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ダーカンプの夢の跡

After the Dream of DARCOMP ブロガーによるリレー形式小説です。先の展開も結末もその時の書き手によって変わるストーリーを書いてます

3. 出会った4人は「乾杯」と共に少しずつお互いのことを知り始める

東京の夜、初めて思い描いていた東京の夜に、ぼくは明るく振る舞おうと決意した。

 

ヒデ「久しぶりやなぁー、元気してた?」

 

ヒデ「あ、そうそう。こっちがミユキで、こっちがアカネ」

 

ミユキ「こんばんはー、初めまして」

 

ヒデ「男二人よりも女の子いた方が盛り上がるだろ?ってことで連れて来た。とりあえずどっか店探そうぜ」

 

思っても見なかった展開に少しテンションが上がる。

 

男心ってやっぱ単純だ。

 

友人のヒデが連れて来た女の子は、ヒデが所属する”MUSIC DISC”サークルを通じて出会った子らしい。ヒデは昔から音楽好きで自分でレコード屋に行って音探しをしたり、自らDJとしてクラブでパフォーマンスをすることもある。

 

僕はレポートに追われるだけで特に誇れる趣味なんてない。

 

だからこそ、ヒデのその音楽への熱意や好きという気持ちを羨ましく思っていた。

 

ミユキは活発で元気な女の子という印象、アカネは少しおとなしいけど大人っぽい色気があった。

 

ひとまず居酒屋にでも行こう、そう言ってぶらぶらと歩き始めた。

うんざりする人の多さとキャッチ達の声をかき分けながら進む。慣れてはいるけど、やっぱりウザったい。どうにかならないものか。

 

数分歩くと、雰囲気の良さそうな一軒のバルが見えてきた。

 

ヒデ「今日、ここ空いてるかなー?いっつもこの時間だと空いてるけど」

 

ミユキ「とりあえず、入ってみない?」

 

入ってみるとお客はまだ疎らだったけど、これから増えてきそうな感じだった。ヒデが1次会でよく使う場所らしい。

 

同い年くらいのアルバイトの店員が出てくる。人数を伝えると一旦姿を消し、再び戻って来る。

「予約もありますので、2時間ほどで出ていただかないといけないですが・・・大丈夫でしょうか?」

 

ヒデ「あー全然OK、じゃ入ろっか」

 

全員一致で中に入った。

 

今日の寒さもあってか、中はかなり暖かかった。春の陽気とは裏腹に、お客でも冬服がまだ目立った。

雰囲気が良く、運ばれてくるアヒージョやルッコラなどを挟んで話が弾んでおり店内はかなり賑わっていた。

 

20歳を超えてからというもの、もう飲み会が日常になっていた。幸い、僕はお酒に強いらしく他の友人たちと比べてもかなり飲める方だった。

 

席について、すぐに注文した生ビールが運ばれてくる。

 

「喉も渇いたし、とりあえず乾杯!」

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ビールと共に少しずつ4人はお互いについて語り始めた。

 

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4. アイコンタクトで伝えたかった言葉は「がんばれ?」「頼むぞ?」

 

ダーカンプの夢の跡って?
ブロガーによるリレー形式の長編小説。順番に書き手が思うがままに物語の続きを書いていくことで成立する筋書きのない物語です。書いている私たちにもその行く末は全く予想ができない、そんな試みです。
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